2010/3/19 金曜日

フィクションの受容の仕方には2通りあるのではないか

カテゴリー: サマーウォーズ, マンガ, 映画 — admin @ 12:30:37

 試写会のときから、『サマーウォーズ』の受容のされ方に人によって極端な差があるという謎に悩まされ続けている私ですが、それを説明する仮説として最近思いついたことがありまして。

 フィクションのストーリーにおいて、語り手が「ある状況Sにおいてある事象Eが起こった」と語ったときの意味の取り方に、次の2通りがあって、人によってそのどちらに取るかが違っているのではないでしょうか。

  1. その通り「SにおいてEが起こった」という語り手の経験した過去の事実の報告としてのみ受け取る。
  2. 「SにおいてはEが(比較的高い蓋然性で)起こりうる」との世界認識に関する語り手の主張として受け取る。

 アリストテレスもドラマは起こりうることを語るのだと言っておりますし、フィクションに2番目の「意味」が含まれていること自体は間違いのないことです。ただそうすると、フィクションのストーリーには「間違っている」ものがあることになり、1番目の立場を採る人たちに比べて、いわばマトモな作品と認める範囲が狭まることになります。
 これは、サマーウォーズに限らず、フィクション作品において、「大体どんな作品でもそれなりに面白く感じられるタイプの人」とそうでない人が存在することを説明する理屈(の一つ)になりうるのではないかとも思うのですが。

2010/3/15 月曜日

このサーバ

カテゴリー: 未分類 — admin @ 5:55:12

 最近たびたび落ちるのでmemtest86+を走らせてみたらエラーがボロボロ。2枚あるDIMMのうち、後から増設したほうに問題があったようです。数年前のその増設のときにもmemtest86を走らせて問題ないのを確認したと思うのですが、メモリにも経年劣化ってのがあるんですかね。

 さっそく新しいメモリを発注しましたが、入れ替えまではまた落ちるかも知れません。

3/17追記: 入替えました。

時かけカテゴリ

カテゴリー: 時かけ — admin @ 0:21:43

 お知らせ。
 このブログの「時かけ」カテゴリの記事は、細田版(アニメ版)時かけの話題を扱ったものです。2010年公開の実写版時かけの話題はほとんどありません。

 まだご覧になったことのない方、是非細田版(アニメ版)の方もご覧になってみて下さい。ご存じでしょうが、2010年版で主演の仲里依紗が、こちらでも主人公紺野真琴の声を当てています。

2010/3/11 木曜日

字下げ問題(改訂)

カテゴリー: 未分類 — admin @ 12:56:58

「ネットやIT技術に弱いブロガー」を1秒で見分ける方法!?

 これはむしろ「『国語に弱いブロガー』を1秒で見分ける方法!?」とすべき内容でしたね(ただし留保あり。末尾参照)。
 (改行+)字下げで表現されるのは「形式段落」であって、これは一行アケされ<p>で表わされる「意味上の段落」とは別物です。形式段落は、意味上の段落に比べると、むしろ句読点に近い存在です。この二種類の違いは国語の時間に習うはずなんですが、元記事の筆者はどうもご存じでなかった様子。また、コメント等でもこの点を理解していないと見られる意見が散見されます。
 <p>は英語の段落を念頭において意味が定義された要素と考えられますから、おおまかに日本語で言うところの「意味上の段落」に対応するものと解されますし、実際(CSSで変更しない場合の)デフォルトの表示も一行アケになっています。ですから、意味上の段落については<p>を使い、形式段落には改行+一字下げを使うべきと考えます。

 なお、字下げを全角スペースで行なうかどうかについて、元記事のコメント等ではそうせずにCSSで行なうのが良いという意見もあるようです。しかし、形式段落に<p>を使い、それに対して字下げを指定するとすれば、<p>の意味するところを変更することになりますし、意味上の段落をどう表わすかという問題が生じます。一方、理論上は、意味上の段落に<p>を使いつつ、形式段落に<div class=”keishiki”>などを使い、それに対して字下げを指定することが一応考えられますが、実用上、改行の度にこんなことをするのは煩瑣に耐えません。結局、<br> + 全角スペースが現実解となります。
 そもそも、CSS派の主張の背景となっていると思われる「スペースをやたらに使うな」という教条の根底には、「レイアウトをスペースで行なうと、書式を変更したときに修正の手間が掛かって大変だから、なるべく使わないようにしよう」という前提となる考えがあります。ところが、行頭に全角スペースを一つ入れることは書式変更時のレイアウトの崩れには繋がらないので、この前提自体が成り立たないのです。形式段落を 改行 + 全角スペース 以外で表わすことも滅多にありません(「天声人語」の類でわずかに見られる程度)。
 なお、なぜ形式段落の最初を字下げするかというと、そうしないと改行位置によっては前の行とその次の行とがくっついてしまい、形式段落の区切りがわからなくなってしまうのを防ぐためと言われております。

 実際問題として字下げしないブログが多い原因の一つに、WordPressにも採用されているWYSIWYGエディタのTinyMCEに字下げを強制的に除去するという迷惑な仕様が入っているということが関係しているかも知れません。
 TinyMCE以外にも、海外製のエディタには似たような問題を抱えているものが少なくないのではないかと思われます。例えば、私が本家サイトの一般記事の方で使っているDreamweaver MXには、行頭に全角スペースを入れようとすると怪しげな動作をするバグがあります。

 こういった諸々の技術的制約や、そもそも形式にこだわるほどの内容でないといったことから、形式段落でも一字下げをしないで一行アケにするという選択をする人はいるでしょう。それはそれでいいと思います。ただ、それは言ってみれば妥協の産物であって、ネット/ITに強いということとは違います。

2010/3/8 月曜日

リアル店舗キャンペーン

カテゴリー: サマーウォーズ — admin @ 17:50:49

 Amazonで一時的に欠品になっているようで結構売れてるみたいですが。
 リアル店舗の方でもこれでもかってくらいにキャンペーンやってますね。HMVでもタワーレコードでもヨドバシでもTSUTAYA(レンタル)でも一番いい場所に特集展示されてましたよ。
 こりゃ角川売る気だ。

2010/3/7 日曜日

カズマ

カテゴリー: サマーウォーズ — admin @ 14:37:39

 公開当時カズマの性別不明問題が取りざたされ、BD/DVD発売/レンタル開始でまた再燃の兆しがなきにしもあらずですけど、私の場合、そのあたりの混乱を楽しむ(?)ことはできずじまいでした。考えたんですけど、多分公式サイトで基本キャラの設定、特に佳主馬という名前を頭に入れてから見たからではないかと。この名前さえわかっておけば男女がわからないってことはないんですよ。
 例の宴会にも佳主馬はいなかったわけで、作品中にセリフとして初めて佳主馬の名前が出てくるのは[S81-1]。大分遅いです。しかもここはさりげないシーンなので、人によっては[S115-1]あたりまで気付かないかも知れません。「キング・カズマ」なら比較的早い段階で出てくるんですけど、これはあくまでアバターの名前なので……。
 キングカズマと佳主馬の関係を隠す意味である程度わざと遅らせたのでしょうが、[S40-1]でそれが明かされたのちは、速やかに本名も名乗らせるか呼ばせるかすべきだったかも知れません。

2010/3/6 土曜日

テーマとテーゼ

カテゴリー: 映画 — admin @ 18:46:14

 この二つは一般にあまり区別しないで使われることが多いが、物語論(narratology)の用語法では……

テーマ(独Thema, 英theme): 主題。答えようとしている疑問。
テーゼ(独These, 英thesis): 教義。擁護しようとしている価値判断(好き/嫌い・正しい/間違い・善/悪・すべき/すべきでない・美しい/醜い)。

  • 「この物語はテーマ性が強い/高い」と言われるときの「テーマ」は、実際にはテーゼのことを指しているものと思われる。
  • 「何が正しいか」に観客の関心が寄せられる展開では、要するにテーゼがテーマになるわけで、その限りでは両者は一致する。

参考文献:『物語論辞典』ちなみに、この本でのthesisに対する「論点」という訳はどうにも意味が取りづらいと思うがどうか。

2010/3/3 水曜日

SW BD/DVD発売

カテゴリー: サマーウォーズ — admin @ 13:50:48

 サマーウォーズに関してはこれ以上コメントしても営業妨害にしかならんと思って最近あまり書いてませんでしたが、BD/DVDがこの度滞りなく発売されたようです。
 今回は限定版相当のコンテンツがBD版の方にも用意されたようで、ファンの方々はどちらを買うか迷わないで済みますね……というより、両方買わないで済むと言ったほうが正確かな。
 一応SWの公式ブログ(とニュースブログ、なぜか今回は2頭立て体制なんですよねえ)はRSSにてチェックしておりましたが、今回の特典コンテンツは、BD-Javaのパワーを活かした力の入った出来のようで、ファンの方々は幸せですね。これに比べたら時かけのBDはずいぶんシンプルです。。。

 私もスタッフによるコメンタリ部分だけは聞いてみたい気もするんですが、レンタル版にはやっぱり入らないかなあ。っていうかレンタル版っていつ出るんでしょう。
追記: 仕様は不明ですが、同時にリリースされていたようです。

サマーウォーズ [Blu-ray]

販売元:バップ( 2010-03-03 )

定価:¥ 10,290 ( 中古価格 ¥ 6,500 より )

Amazon価格:¥ 7,542

時間:115 分

2 枚組 ( Blu-ray )



サマーウォーズ [DVD]

販売元:バップ( 2010-03-03 )

定価:¥ 5,040 ( 中古価格 ¥ 3,479 より )

Amazon価格:¥ 3,694

時間:115 分

2 枚組 ( DVD )


孤独のグルメ

カテゴリー: マンガ — admin @ 13:29:19

 先日発売の「週刊SPA!」3/9号に『孤独のグルメ』の新作「東京都新宿区信濃町のペルー料理」が載ってましたが、なんとも残念な出来でした。
 前回のもそうでしたが、これじゃあ安っぽいTVのグルメ番組のレポーターを井の頭五郎に置き換えただけじゃないですか。
 『孤独のグルメ』の良さは、どの読者も一度は行ったことのありそうな冴えない店で井の頭五郎が食する、これまたどの読者も食べたことのありそうな常食的B級グルメという、それ自体は代わり映えのしない「ありふれた食事環境」に、何か微妙に風変わりなものが混入していることによる不思議さみたいなところにあるのではないでしょうか。最近の「新・孤独のグルメ」にはそういう視点がまったく見られません。

(追記)そういえば、元の『孤独のグルメ』には一人で入る店選びというテーマもありましたが、「新・孤独のグルメ」ではそこも弱いですね。

2010/2/28 日曜日

時かけテレビ放映

カテゴリー: 時かけ — admin @ 5:02:10

 今回はさすがNHKだけあってエンディングもノーカットでしたね。
 ちなみに国立博物館ラウンジでの00の数字の下線はDVD版などと同じ手首側でした。

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